ご挨拶

何百年もの昔から人間とひのきは関わっています。
千葉県衛生研究所の医学博士、林先生の実験によりますとヒノキ粒を入れたダニの繁殖試験ではダニの発生と増殖がないと報告説明されています。
更にヒノキ材からの抽出液0.5%の希釈液を散布した場合、48時間以内に100%ダニは死滅する事も報告されております。
フィトンチッドを充填したガラス容器の中で皮をむいたゆで卵が20有余年経過した今日カビも生えず腐らないで保存されているトーキン博士の実験は雑誌の写真等でご覧になった方もおられると思います。
昔から状態にもよりますがヒノキ造りの家には蚊がいないと言われるのも、同じ理由でしょう。
ヒノキ粒を10数個ポリエチレン袋に入れ食パンや餅を保存しますと青カビや黒カビの発生が非常に遅い事も実験でわかりました。
ここで植物から発散される芳香物質フィトンチッドについてもう少し詳しくお話ししてみたいと思います。
植物がフィトンチッドを発散する本来の目的は「植物を襲う微生物を殺菌する」ためです。
植物は常に微生物に狙われ、逃げ出すこともできず、少しでも弱ると微生物に襲われ、カビが生えたり、腐ったりします。
これらに対抗し、植物が自己防衛のために発散する芳香性の抵抗物質が、フィトンチッド(フィトンは植物、チッドは殺す=ロシア語)、即ち、植物が持つ殺菌効果です。
このフィトンチッドは人間には有益で、精神を安定させ、大脳中枢を刺激し、体の調整を高める等の効果があると言われております。
山の中で働く人たちは、二日酔いや、ちょっとした風邪、あるいは軽いノイローゼ等は、仕事をしている間に治ってしまうと言われており、これらがいわゆる森林浴の効能、フィトンチッドの吸収効果です。
我が国の森林浴のオーソリティー共立女子大の医学博士、神山恵三先生は、緑の健康法として「森林浴」を多くの人に勧めておられます。
当社においても緑を大切に桧を取り扱い、50年にわたる経験とこだわり製法で安心安全な商品をお届けします。

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